交通事故保険金の知識

長い人生の中では交通事故に遭う可能性もあります。

多分、一生遭わない人の方が多いのでしょうが、運が悪いことだってあります。

交通事故の保険金のことを知っておかないと、えらい損をするかもしれません。

後遺障害などを負ってしまった場合、残りの人生での収入は大きく減少します。

保険金をしっかり取っておかないと、大きな収入を得る別の機会は二度と訪れないかもしれません。

入通院する身になってからでは体がつらくて勉強も無理です。

事故に遭う前に概要だけは知っておきましょう。

まず、保険金は傷害保険金、後遺障害保険金、死亡保険金と大きく3つに分かれています。

受取パターンは次の3つ。

  • 「傷害保険金のみ」(全快した場合)
  • 「傷害保険金+後遺障害保険金」
  • 「傷害保険金+死亡保険金」(遺族が受け取る)

傷害保険金には、治療費、休業損害、傷害慰謝料が含まれます。

後遺障害保険金には後遺障害慰謝料と後遺障害逸失利益が、死亡保険金には死亡慰謝料、死亡逸失利益、葬儀代が含まれます。

細かい費目のそれぞれに相場やルールがあります。

よく慰謝料、慰謝料と言って、保険金全体のことを慰謝料というと思っている人がいますが、慰謝料は全体の一部にすぎません。

そんなアバウトな理解では保険屋にごまかされるもとです。

できるだけしっかりした自動車事故保険金の知識を持ちましょう。

任意整理の知識

長い人生の間には借金で行き詰まることもある。

健康なうちに生活習慣病について学ぶことが予防につながるように、負債がないうちに債務整理について学ぶのは有用であると考える。

絶体絶命のピンチに追い込まれても、借りてはいけない相手から借りたり、早まったことをすることはなくなるだろう。

債務整理は借金が返せなくなった人を救済する仕組みだ。

債務者は一定の犠牲を払うことによって、負債の一部または全部を免除される。

任意整理は債務整理の中でも最も犠牲が少なくて済むやり方だ。

利子を免除して元金だけの返済なら3年で返しきれる程度の負債に向く。

返済期間は場合によっては5年までなら認めてもらえることもある。

だから5年で元金を返しきることが可能なら、より犠牲の大きい自己破産を選ぶ前に、任意整理ができないかトライすべきなのだ。

自己破産は債権者を平等に扱わないといけないが、任意整理は自由なのが魅力だ。

住宅ローンは普通に返済を続けるが、サラ金は利子を負けてもらうというようなことができる。

ただし、これは相手が応じてくれれば、という条件つきだ。

相手の「任意」であって、強制力はない。

「これを拒否したところで全額返済する能力はない。むしろ拒否すれば、相手は自己破産などに陥って全額焦げ付く可能性がある。応じた方が得策だ。」

そう判断した時、相手は任意で債務の削減に応じてくれるのである。

任意整理の交渉を自分でやるのは、法的には可能でも、現実には相手は応じない。

経験豊富で腕のいい弁護士に任せることだ。

交通事故保険金は弁護士基準で

交通事故に遭ったら、相手から保険金をもらえます。

(運悪く相手が任意保険未加入だったら、補償してもらうのはかなり難しいです。任意保険にも入ってない人が資産を持っている可能性は低いですから。)

しかし、その金額水準に複数の基準があって、何も知らないとお安く済まされてしまうことは知っていますか?

今日はこのことをご紹介しましょう。

まず、自動車保険は自賠責保険と任意保険の2階建てになっています。

自賠責は国の制度(窓口業務は民間に委託されていますが)で、その趣旨はできるだけ多くの事故に最低限の補償をすることです。

自賠責ではどんな被害にいくら払うか、基準が明確に定められており、これを「自賠責基準」といいます。

一方、裁判になってしまった場合も、どんな被害でいくらぐらい請求できるものか、過去の判例に基づく基準ができています。

これを「裁判所基準」とか「弁護士基準」といいます。

示談でもめて裁判まで行った場合は、ちゃんと保険金の相場があることになります。

さて、問題は最初の示談の段階です。

誰がどんな基準に基づいて損害賠償額の提案をするのでしょう?

被害者ができればいいですが、入通院している身で保険や法律をにわか勉強して妥当な請求額を決めるなんて無理です。

だから金額提案は加害者側の任意保険会社がします。

なんと支払い手が自分の支払い額を提案するのです。

それだと安く済まそうとするのは当たり前ですね。

保険屋は各社ごとに「自賠責基準」に少しだけ上乗せした支払い基準を持っています。

これを「任意保険基準」といいます。

何も知らない被害者は「任意保険基準」で納得して示談書にサインしそうになります。

しかし、ここでもし弁護士に頼めば、「弁護士基準」で交渉してくれて、保険金が何倍も変わるというわけです。

最初から交通事故損害賠償は弁護士基準で行いたいものです。

探偵社と興信所

時々聞くと思うんですが、探偵社と興信所の違いって知ってますか?

興信所はもともとは企業の信用調査をする機関です。

明治25年に大阪に商業興信所が作られたのが日本初で、その後東京に東京興信所が作られ、昭和19年に2つが統合されて東亜興信所になりました。

以上は大銀行がバックについた政府色の強い組織でした。

民間で初の興信所は明治33年に作られた帝国興信所です。

日露戦争後の企業設立ブームに乗って急成長し、帝国興信所は日本最大の興信所となりました。

やがて、興信所は浮気調査や人探しなど、個人向け調査サービスに手を広げていきました。

戦後の混乱期には、興信所はますます雑多な仕事を引き受けるようになりました。

一方、日本最古の探偵社は明治28年に作られた岩井三郎事務所です。

この人は元警察官で、現役時代はスパイの摘発をしていた人物です。

戦後は興信所と探偵社の仕事は重なる部分が多くなっていきました。

そして1981年、帝国興信所は帝国データバンクと社名変更して、企業の信用調査一本に絞り、個人向け調査から撤退します。

そこから時代が進むと、企業の信用調査機関を興信所と呼ぶことが減ってきました。

今日では探偵社も興信所も、浮気調査や人探し、身元調査などをする会社を指す言葉で、特に区別はなくなっています。

また、興信所という言葉がだんだん使われなくなっている気がしますね。

探偵・興信所の業界事情については、下記のサイトに詳しく出ています。

探偵社と興信所

探偵調査の相場

探偵のお世話になることなんて一生に一度あるかないかだけど、必要な時は本当に必要になります。

だから、少しは知っておいた方が、いざという時に困らないかも。

で、探偵にはどんなことを頼めるのか?

それはあなたのお父さんが謎の組織に殺されて、警察も犯人を見つけられない時。

というのは嘘で、現実の探偵は刑事事件なんか扱いません。

1にも2にも浮気調査、それから家出人などの人探し、あとは結婚身元調査、素行調査、盗聴器発見などなど。

彼らを雇うとどれくらいかかるのか?

これが結構高いです。

1日10万円を下ることはないと思ってください。

しかも、彼らはチーム尾行といって複数名で尾行するし、相手の警戒度が高い時は人数や車の台数も増やす必要があります。

だから、総額は結構な額になることが多いです。

もちろん日数にもよりますが。

それでもやはり、人生の重大問題に答えを出す調査だから人はお金を払うのでしょう。

  • この人と生きていくのか、別れるのか?
  • 家出した家族は生きて帰ってくるのか、来ないのか?

でたらめに安い会社は技術が不安ですが、低価格で調査力のある探偵事務所もあります。

そういうのも知っておくと、予算がない時は役立ちますよ。

遺伝子検査

遺伝子検査、受けたことありますか?

なんか医療機関で専門的な機器に囲まれてやるイメージがありますが、今は自宅でできます。

自分の唾とか、頬っぺたの内側を擦った綿棒などを所定の容器に入れて郵送すると、分析してくれるのです。

それで何がわかるかと言うと、人間の遺伝子かどうかがわかるのです。

っていうのは冗談で、体質や将来なりやすい病気などがわかるのです。

なりやすい病気がわかるっていうのはちょっと怖い気もするけど、予防に注意できるメリットもありますよね。

珍しい病気の場合は、普通だと判定に時間がかかりますが、心当たりがあるなら判定も早くできます。

もう一つ、ずっと興味があったのはハプロ何とかという、祖先のDNAタイプです。

ミトコンドリアのDNAをたどると母方の祖先がわかって、日本人の祖先は20人弱くらいの母親から分岐しています。

そのどれに属するのか、ずっと知りたかった。

私は中央アジアに生まれた日本人の中で最大のグループに属するそうです。

DNA的には凡人らしいです(笑)。

興味がある人は「自宅で受けられるおすすめの遺伝子検査」をチェックしてみてください。

費用は数万円程度です。

人間ドック

人間ドッグなら人面犬ですが、今日は人間ドックの話です。

体の隅から隅まで医者にチェックしてもらうというアレですね。

人間ドックというと宿泊コースで何十万円というのを想像する人もいますが、実際はもっと安く受けられます。

お金をかけて一度に何もかもチェックして、その後ご無沙汰になるより、ポイントを絞って毎年受診する方が望ましいです。

がんなど、いつ発生するかわからないのですから。

一度に全部やるとレントゲンやCT、MRIなどの照射が重なり、胃カメラ・バリウム検査などもあって体への負担も重くなります。

血液検査などの基礎チェックは毎回受けて、年齢性別に合った検査項目を毎年順番に消化していくのがおすすめです。

人間ドックの受け方というサイトが参考になります。

今は人間ドックの検索サービスというのもできていて、内容・費用・医療機関の場所などで、自分に合ったコースを探せます。

このサービスは、「マーソ」「ここカラダ」が双璧です。

その使い方も先ほどのサイトに詳しく出ています。

私もおととし受けました。

腹部CTで腎臓に泡状の影がみつかり、「腎臓がんの可能性がある」と言われましたが、即日検査してシロでした。

それ以外は特に問題はなかったです。

バリウム検査やMRIは気持ちいいものではないですが、興味深い経験ではありました。

去年は受けませんでしたが、今年か来年はまた受けようと思います。

やっぱり安心感は得られるので、皆さんもぜひ受けていただきたいですね。

蘊蓄堂、本日開店!

この度、わたくし、このささやかなお店を開かせていただくことになりました。

ここに至るまで、人生山あり谷あり、紆余曲折、つらいこと、恥ずかしいこともたくさんありました。

大変な借金を抱えたこともありましたが、借金苦からの復活レシピを実践して切り抜けました。

自己破産することもなく、こうしてお店を持てるに至ったことを幸福に感じております。

ところで、この店、何を売るかと言うと、蘊蓄、豆知識、無駄話などでございます。

たいてい何の役にも立ちませんし、うっとおしことも多うございます。

しかしながら、時には人生を潤す潤滑油ともなります。

わたくし、人よりは人生経験を積んできたつもりでございます。

時には借金地獄の切り抜け方、パートナーに浮気された時の対処、家族が家出した時の対処などについて、アドバイスめいたことができるかもしれません。

基本的には誠心誠意、時折はテキトーに運営させていただく所存です。

これを機会にご贔屓くださると幸いです。